自分向きのカードローンとは?情報収集と選び方

カードローンは金利が低いほどお得なのか?別の要因もあるので要注意

カードローンを選ぶ際に金利が、できるだけ低いものを選ぶ人がいますが、実は有利さを考える際は金利よりも利息に目を向けるべきでしょう。利息は金利だけで計算されるわけではないので注意が必要です。

まず盲目的に金利を比較する前に、明確にしておかなければならないのが、自分がどのようにカードローンを利用するのかということです。そのあとで利息がどうなるのかを考えましょう。

ただし、カードローンを利用する際に、掛かるのは利息だけではないことに注意が必要です。

自分の利用環境ではATMを利用するのに手数料がかかってしまったのでは、金利が低いわりにお得ではなかったということになりかねません。

カードローンを金利で選ぶ?しかし利息は金利だけでは決まらない!

カードローンを選ぶ際に金利を参考にする人が多く、こういった人は金利によって利息が決まると理解してており、金利が低くければ利息が少なくなり、カードローンをお得に利用できると考えています。

しかし、利息の計算式をみれば分かることですが、利息というのは、決して金利だけで決まる訳ではなく、元金の金額や、借入期間によっても、大きく変動することが理解できるはずです。

したがって、カードローンを選ぶ場合には、金利だけに目を向けるのではなくて、ほかの要素に対しても、同じように目を向けることが必要になるのです。

カードローンの利用でなぜ金利を気にする人が多いのか

カードローンを選ぶ際に何を基準にして選ぶでしょうか。人それぞれかもしれませんが、金利を挙げる人が多いのは間違いないでしょう。

ではなぜ金利をそれほど気にするのかと言えば、金利が低ければ利息が少額になり、総返済額が減ると考えているからです。つまり金利が低いことが、すなわちお得であるということにつながる訳です。

また、この根底には、高金利になると返済が難しくなることもあるという恐怖も感じているのかもしれません。

しかし、この話にはちょっとおかしな点があります。

金利というのは利率であって割合を示すもので、お得さを表現するとすれば円で示される利息でなければおかしいのです。

利息はどのように計算されるのか?

そこでなぜ金利で利息のお得さを考えるのかを考えてみましょう。利息というのは次の数式で計算します。

利息 = 元金 × 金利(年利) × 借入期間(年換算)

この数式をみると利息と金利の他にも関係する要素があるのが分かります。

元金というのは借入れしているお金のことです。実際には月々返済していくので、元金の金額は新たな借入れをしなければ徐々に減っていくことになります。

借入期間は、月々返済していく場合、完済までの期間ではなくて、1月毎に利息が計算されますから、次のようになります。

借入期間 = 月日数 ÷ 年日数(年換算のため)

例えば平年の4月分という場合

借入期間 = 30 ÷ 365 ≒ 0.08219

この計算が月毎に行われ月々の利息が計算されるわけです。

金利だけを気にしていてはいけない

そこで金利について考えてみましょう。たしかに金利は利息に大きな影響を与えます。

しかし、そのほかにも借入れした元金や、完済までの期間も大きく影響することが分かるはずです。

例えば銀行のカードローンに多い14%の金利と消費者金融のカードローンに多い18%の金利で5万円を1月借りたとして利息を計算してみましょう。

金利14%の場合

  • 利息 = 5万円 × 14% × 0.08219 ≒ 575円

金利18%の場合

  • 利息 = 5万円 × 18% × 0.08219 ≒ 738円

その差 738 - 575 = 163円

つまり金利をいろいろ調べて低いものを探したとしても、1か月という短期間で返済してしまうような場合には、利息の差は非常に小さく、あまり金利にこだわる理由にはなりません。

しかしこれが年単位の長期間返済が続くということになると、話は違ってきます。月々は小さくても総返済額を計算してみると大きな違いとなって現れ、金利を気にする必要が出てきます。

このように利息を考えるのであれば金利だけを気にするのではなくて、ほかの要素も考えなければならないのです。

~固定金利と変動金利~
金利には大きく分けて固定金利と変動金利の2つが有ります。

固定金利というのは返済期間中ずっと借りた時の金利が適用になるもので、低金利時代でこれから利率が上がっていくことが予想されるような場合にはおすすめです。

変動金利と言うのは経済状況によって一定期間ごとに金利が見直されるもので、高金利時代で今後利率が低下していくことが予想される場合におすすめということになります。

まず必要なのは自分がどんな使い方をするのか明確にすること!

そこでお得さを考える場合には、まず返済方式を理解しておきましょう。返済方式は月々の返済額を決める方式で、これによって利息や返済期間が決まることになります。

カードローンは使い方によって金利の影響が出やすくなるので、次に必要なのは、自分がカードローンをどのように利用しようと考えているのかをはっきりさせる必要があります。

少額を短期に借入れして、翌月には返済してしまうのか、あるいは高額の借り入れをして、長期に返済して行くことを考えているのかというような、自分の使い方をよく考えてみてください。

返済方式に気を配る必要がある

このようにお得な借り入れをしようというのであれば、金利だけを気にしていてはいけないことが分かりました。

そこでより詳細に考えるために、まず行っておく必要があるのが、返済方式を理解しておくことです。

返済方式というのは月々どのように元金分と利息分を返済していくかを決めるもので、これによって月々の負担も総返済額も決まることになります。

カードローンの利用者の場合、多くが会社員で月々安定した収入を持っていますから、返済額も一定になっていれば返済しやすいため、以前は多くの業者がリボルビング払いという返済方式を採用していました。

このリボルビング払いは元金と利息の合計が月々一定になるという特徴がありますが、借入額が大きくなっても月々の返済額が変わらないので返済計画が立てやすくなります。

しかしこの方式の場合、高額な借入れを行うと利息が増えてしまうため、月々の元金返済分は減ってしまうことになります。

そうすると払っても払っても元金が減らず借入期間が延びて、返済総額が増えてしまうという欠点があります。

このため現在多くのカードローンで採用されているのが残高スライドリボルビング払いと呼ばれるもので、借入残高を段階的に区切ってそれぞれの段階内では返済額が一定になるようになっています。

ただし借入れが増えると、次の段階になって月々の返済額も増えるため、返済期間が長くなってしまうようなことはなくなります。

現在のカードローンのほとんどはこのリボルビング払いか残高スライドリボルビング払いのどちらかが採用されています。

ただし、残高スライドリボルビング払いの場合には、カードローンによって、いつの時点の借入残高なのかに違いがあります。

また一度借入したら次の借入れまでは、順次返済して行って借入残高が減っていっても、返済額が変わらない借入後残高スライドリボルビング方式という場合もあります。

いずれにしても利用するカードローンの返済方式がどのようなもので、返済額がいくらになるのかなどをよく理解しておきましょう。

使い方によって金利の影響が出やすくなる場合がある

もう一つ重要になるのがカードローンの使い方です。

先ほどの例でも分かるように、少額の借り入れで短期間に返済してしまえば、金利に差があったとしても、利息ではそんなに大きな差になって現れることが有りません。

しかし、高額の借り入れを長期間かけて返済していくということになると、少しの金利の差が、大きな利息の差となって現れて来ることになります。

カードローンの使い方は人それぞれです。ですから人によって最適なカードローンというものは変わってくるということになる訳です。

まず自分はカードローンをどう使うか考えよう

そこで、カードローンを選ぶ場合に重要になるのは、自分がどのようにカードローンを利用することになるのかを、よく見極めることです。

例えば給料日前に生活費として少しだけ借りて、翌月には返してしまうというような使い方を考えているのであれば、金利はあまり気にする必要はありません。

しかし買い物や旅行の為に高額の借入れをして長期に返済していくことを考えているのであれば、できるだけ金利の低いものを探すべきでしょう。

まずは自分の使い方を明確にすることから始めてみましょう。

~返済方式も最適なものを選ぼう~
本文ではリボルビング払いの欠点を説明していますが、いくら借りても月々の返済額が変わらないという良い点も忘れてはいけません。

ですから自分の使い方次第ではリボルビング払いの方が良いと考える人もいるのです。

このためカードローン選びでは返済方式も気にする必要があるでしょう。

注意が必要なのは利息だけではない!そのほかの経費を考えてみる

カードローンのお得さを考えるうえで利息は大変重要なポイントになりますが、これだけでは片手落ちです。実はカードローンの場合、利息以外にも経費が掛かる可能性があるのです。

例えば利用するATMがカードローンを提供している金融機関以外のものの場合、利用手数料が掛かるのが普通です。

そうするとATMを使った借入れの度に利息以外のお金を支払うことになってしまいます。

また返済方法も自動引き落とし以外の方法を利用する場合、やはりATMの利用手数料や、銀行口座への振込手数料などが掛かってしまうことになるのです。

こういった手数料は金利が低い現在では利息よりも高額になる場合もあるので十分注意しなければなりません。

利息以外にも支払うことになる費用がある

ここまではお得さを考えるために金利から利息について考えてみましたが、実はカードローンでは元金の返済以外にかかってくる費用というのは利息だけとかはぎりません。

ですから、お得さを考えるためには、こういった利息以外に掛かってくる経費についても考えておかなければなりません。

特にカードローンはATMでお金を引き出すことになるので、ATM関連で掛かってくる費用には十分注意しなければなりません。

ATMの利用手数料に要注意

カードローンの何が便利かといえば、全国どこに行ってもATMさえあれば融資を引き出すことができる点でしょう。

しかし金融機関は全国的に支店網を持っている都市銀行のようなものばかりではありませんし、都市銀行でも地方に行けば、ATM網はそれほど充実しているわけではありません。

このため多くの金融機関はそれぞれの地域でATM網を補うため提携関係を結んで相互にATMが利用できるようになっています。

特に最近ではコンビニATMが有りますから、全国のコンビニで利用できるようになってきています。

しかしこの提携ATMを利用する場合、利用手数料が発生することを忘れてはいけません。つまりこのATMの利用手数料は利息以外にかかってくる経費ということになるのです。

利用手数料は1回に100円+税金ですから、そう高額には見えませんが、借り方次第では利息よりも高額になることもあるのです。決して無視するようなものではありません。

返済方法にも目を配ろう

また返済方法にも気を配る必要があります。返済方法としてもっとも利用されているのは自動引落です。これなら余分な費用は掛かりません。

しかし返済方法にはこれ以外にもATMから入金したり銀行振込や店舗いに行って窓口で支払う方法などが利用できます。

これらの方法はやはり提携ATMを利用すれば利用手数料がかかりますし、銀行振込なら振込手数料、店舗に行くためには交通費がかかってくることになる可能性があります。

こういった費用も決して無視してはいけません。

~ATMの位置も大切~
カードローンを選ぶ際には自分が利用することになるATMの位置も重要な検討項目です。

近くのコンビニというのも有りかもしれませんが、本文で説明しているとおり利用手数料がかかります。

ですから手数料のかからないATMが自分の身近にあるかどうか良く調べておきましょう。

自分にとってもっともお得になるカードローンを選ぼう!

そこで、自分の利用方法を考えたうえで、利息とその他の経費が、どの程度の負担になるのかを利用候補のカードローンそれぞれでいくらになるのかを計算してみてください。

もしお得さを追究するのであれば、金利で判断するのではなく、このように実際の利息と経費の合計額が、できるだけ少額になるものを探すことが必要でしょう。

さらにもし返済が滞ってしまった場合には、その期間について、利息以上の違約金が発生することになるので、返済日を忘れていたというようなことにならないように、十分な注意が必要です。

自分の利用方法から利息とそのほかの経費を計算してみよう

そこでカードローン選びを行うことを考えてみましょう。まずは利用しようと考えるカードローンをいくつか挙げる必要があります。

近くにあるとか、有名だからとかとかでも構いません。使えそうなところを選んでみましょう。

候補が挙がったら、既に自分がカードローンをどのように使うかという点が分かっている筈ですから、あとは利用を考えているカードローンごとに自分の利用方法をもとに利息とその他の経費を計算してください。

金利がどのくらいになるのか申し込んでみないとわからないという人もいますが、申込当初はどのカードローンでも最高金利になるのが普通なので、そのカードローンで最も高い金利で計算しましょう。

またATMの位置や提携ATMを利用する場合、中には利用手数料がかからない場合もあるので、そういったっ点についても確認してみましょう。

お得さを追求するなら利息と経費が少なくなるものを選べばよい

計算が出来たら、それぞれのカードローンを比べてみましょう。

お得さを追求するのであれば利息と経費の合計が最も少なくなるものを選べば、良いものが選べるでしょう。

注意しなければならないのはあいまいな点を残さないということです。分からない部分があったら、その点を調べて明確にしておかないと、その部分でお得だったり損だったりが決まる可能性もあるのです。

急ぎで申込みが必要だという場合は無理ですが、そうでなければ、じっくり時間をかけて、できれば自分の行動範囲をよく歩いて調べ、良いものを探り出してください。

返済が滞るとさらにお金がかかるので要注意

このほかに注意すべき点として、例えば返済日を忘れていて返済が遅延してしまったという場合です。

もちろんこの場合信用にも影響が出ることが有りますが、注意しなければならないのは返済日以降入金されるまでの間、遅延損害金というような名目で20%程度の利率で利息以外の支払いが発生することです。

せっかくお得なものを選んだとしても、そういった予想外の支払いが発生したのでは意味がありません。十分注意してください。

~お得さは大事だが便利さも無視してはいけない~
本文ではお得さを追求していますが、カードローンで重要なもう一つの側面は便利さです。

お得であっても利用するのが不便では結局使わなくなってしまいます。何を重視するかは利用者次第ですが、ある程度お得で便利なものという選択方法も考えてみる必要はあるでしょう。

ここでカードローンの金利とお得さについて纏めておきます。

  • カードローンの利息は金利だけで決まる訳ではない
  • 必要なのは自分がカードローンをどのように利用するのかということ
  • カードローンを利用する場合利息だけではなくそのほかの経費にも注意が必要
  • 自分に取って最もお得になるカードローンを選ぼう

カードローンははっきり言えば借金です。本来であれば遣り繰りして借りないほうが良いのは言うまでもありません。借りる前にまずは借りなくて済ませる方法を考えることが重要です。

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